HSPと仕事

HSPは仕事できない・仕事が遅いのか考える

インターネット上の情報を見ているとHSP(ハイリーセンシティブパーソン)は仕事ができない・仕事が遅いと思われている節がある様です。

実際に仕事上あまりよい評価を受けない人がいることは事実だと思いますが、果たしてHSPは仕事ができない、遅いというのは事実なのでしょうか?このページでは考えていきます。

HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソンとは

HSPとは1996年アメリカの心理学者のエレイン・N・アーロンにより提唱されたHighly sensitive personの略で高い感覚処理感受性を有する人、または気質のことを指します。

HSPの特徴

  • 一つのことを深く考えるのが好き
  • 共感しやすい
  • 感受性が豊か
  • 人にやさしくできる
  • 大きな音や光の刺激が苦手
  • 人混みが苦手
  • 気を読み過ぎて疲れる
  • 近くで誰かが怒られていると自分が怒られている様な気分になる
  • 忘れたい過去が繰り返し蘇る
  • 他人に何か指摘されると中々そのことが頭から離れない
  • 周りが自分をどう思っているか強く気になり不安になる

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由①よく考えて行動するから

man in black long sleeve shirt sitting on black chair

HSPが仕事を進める時に、どんなリスクが考えられるか、最適なスケジュール、ちゃんと周りに根回しができているかを考えてまるで石橋を叩いて渡る様に仕事を進行していきます。

仕事の内容によってスピード感を求められる様なこともあり、上記の様なHSPの姿を見て「あの人は仕事が遅い」という評価になってしまう様です。

対処法

上記の様な自分の気質が分かっていたらそれを見越して予め余裕を持ったスケジュールや時間をもらって仕事を進めていきましょう。

くれぐれも余裕がないきつきつのスケジュールで物事を進めていくと途中でトラブルが起きた時に対応ができなくなります。特にHSPは突発的なことに対応するということが苦手です。

自分が得意分野であるよく考えるという点をプラスに活かしてスケジュールしていきましょう。

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由②NOと言えないから

woman writing on paper on table near lapop

HSPは仕事でもプライベートでも何か第三者から依頼をされた時に「いえ、できません」「他の人に頼んでもらえますか?」の一言を言うのが大変苦手です。

それは断りを入れた時に相手から「やる気ないの?」「仕事ができない人」と思われて居心地が悪くなることを恐れているからと言うことができるでしょう。

実際は断っても相手は何も思わない様な場面でも「やる」という選択肢が反射的に頭に浮かんで答えてしまっているのです。

結果、大きい仕事から小さい仕事まで自分のところで溜まってしまい全体の進行を遅らせてしまう結果に。。。

対処法

質問や依頼に対しては即答しない様にしましょう。

例えば仕事を頼まれた時に頑張り屋のHSPは「はい!すぐできます!」と答えてしまいがちなのですが、そこは一呼吸置いて「ちょっと時間をもらっていいですか?」と考える時間をもらうことです。

曖昧なまま答えてしまうと業務量が一杯一杯になって自分の首を絞めてしまう結果になりかねません。

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由③トラブルが起きたり怒られると思考が停止する

職場によっては非常に高いレベルの結果を求められ、時には上司や顧客から強い言葉で怒られることもあるでしょう。

HSPは感受性が高い為、怒りの感情をフィルター無しに心にまるで突き刺さるように受け止めてしまいます。
まるで鈍器で頭を殴られた様にショックに感じてしまいしばらくそのことが頭から離れず思考が停止してしまうのです。

それはすぐに回復できる訳でなく時間を要してしまう為、その間のパフォーマンスが低下してしまうのです。

対処法

このショック状態を軽くする為にはできれば攻撃的な言葉を受け流すことです。

しかしHSPにとってこの受け流すということは決して簡単なことでないということはHSPであればみんな感じていることでしょう。

もし受け流すことができないのであれば、まずなぜ怒られたか考えてみましょう。ただ怒られてしまった事実ばかりに注意がいってショック状態を続けるより、理論的に考えていくことで気持ちを緩和する為です。

最終的には「部長は自分のために言ってくれたんだ」「たしかにそう言われるよな」と同調することで悲しい気持ちをそっと逃がしてあげると楽になりますよ。

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由④現状維持を好む

man siting on wooden dock

HSPの中でも刺激追及型と呼ばれるHSS型HSPの場合、同じ作業を長期間続けることや同じ職場であることにストレスを感じて新しいプロジェクトを自分から提案したり転職する方は多いのですが内向型HSPの場合は刺激を必要としない為、同じ作業であっても長期間続けることができます。

むしろ大きな変化を好まない為、現状維持で平和ならそのままで良いというスタンスです。

会社によっては事務職などに対しても業務改善について常に提案して欲しいという考え方のところもありそういった場所では少し物足りない人材として扱われてしまうのかもしれません。

対処法

自分が職場で「仕事ができないと思われてる?」と感じたら、自分ができる範囲の小さなことでもこうしたらどうか?と提案してみると良いでしょう。

具体的には日常業務として自分が行っている得意な仕事内容について言及してみることです。

提案すること=大きなことでなくても「提案する積極的な姿勢」が求められてるだけなので内容は優秀でなくて良いのです。

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由⑤マルチタスクができない

person using computer on brown wooden table

HSPは一つ一つの物事に対して処理時間がかかる為、複数の業務を一度にこなすマルチタスクが苦手です。

しかし現代の会社では一つの事をコツコツとできる仕事はAIや機械などで自動化されている為、少なくなっておりマルチタスクが求められる場面は多いと思います。

そのため、複数の業務を依頼できないとなると会社でも仕事ができないという評価を受けてしまいかねないのです。

対処法

頭の中で処理しきれないことは紙やノート、PCに書いて覚える様にしましょう。

HSPであっても非HSPであっても頭で覚えられる情報量には限界があります。又、HSPは目に見えないことに対して恐怖心を感じて一杯一杯になってしまうことがあるので自分が何をしなければならないのか視覚化して心を落ち着かせる効果もあります。

そこには具体的な解決や最終的にどうなればよいのかゴールも記しておくと更に良いと思います。

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由 まとめ

ここまで HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由 について考えてきました。

どれも仕事や学校で頑張っているHSPには思い当たる節がある状態だったのではないでしょうか?

誰よりも繊細だからきっと何気ない人の表情や言葉に傷つき立ち止まってしまう、それがHSPです。

気質を十分理解した上でできることを積み重ねて自分を深めていきましょう。

HSPは仕事できない・仕事が遅いと言われる理由 を読んだあとのおすすめ記事