“自己肯定感”という言葉を聞いたことがあるという方が多いかと思います。
どんな意味なのかまで知っていますか?
自己肯定感が低いと仕事や人間関係、恋愛など様々な場面で影響が出てきます。
生きていく上で大切な感覚と言ってもいいでしょう。
この記事では自己肯定感が低くなる原因の解説と、自己肯定感チェック項目を設けています。
- 自己肯定感とは?
- 自己肯定感が低くなる原因
- 自己肯定感チェック①自己信頼感が低い
- 自己肯定感チェック②優柔不断
- 自己肯定感チェック③承認欲求が強い
- 自己肯定感チェック④他人に依存してしまう
- 自己肯定感チェック⑤すぐ他人と比較する
- 自己肯定感チェック⑥困難な状況になると逃げ出す
- 自己肯定感チェック⑦自分にも他人にも満足できない
- 自己肯定感チェック⑧すぐに諦めてしまう
- 自己肯定感チェック⑨過去の失敗へのこだわりやトラウマがある
- 自己肯定感チェック⑩他人のためなら頑張れる
- 自己肯定感チェック⑪素直に受け取ることができない
- 自己肯定感チェック⑫精神的に不安定
- 自己肯定感チェック⑬行動が消極的
- 自己肯定感チェック⑭目の前のことに集中できない
- 自己肯定感チェック⑮ストレスを感じやすい
- 自己肯定感チェック⑯自分のことが嫌い
- 自己肯定感チェック⑰断ることが苦手
- 自己肯定感チェック⑱偽りの肯定感に浸りやすい
- 自己肯定感チェック⑲謝りがち
- 自己肯定感チェック⑳怒りっぽい
- 自己肯定感チェック【20項目で分かる度合い】まとめ
自己肯定感とは?
自己肯定感とは、”ありのままの自分を肯定する感覚”のことを指します。
他者と比較をすることなく自分自身が今の自分を認めて尊重することで生まれる感覚で、物事を前に進めるための原動力だったりします。
そのため、自己肯定感が高い人は主体性がある・自分に自信があって行動や思考が前向き・失敗を恐れない・自分の強みと弱みを把握できている・他人の意見を尊重できるという特徴があります。
一方、自己肯定感が低い人は心から自分を愛すことができず、よくない部分ばかりが見えてしまい中々自分のことを認めてあげることができません。
そのため周囲から見ると十分な結果を出せているのに、「自分はまだまだ努力が足りない」などと思い込んでしまう特徴があります。
自己肯定感が低くなる原因
自己肯定感が低くなる原因は主に3つです。
①成功体験が少ない
これまで生きてきた中での成功体験が少なく、物事に対しての考え方の根本がネガティブな人は自己肯定感が低いことが多いです。
「どうせ自分にはできない…」「自分なんかがやったって…」などというネガティブなワードが口癖で、自分を否定する考え方が癖になっていたりします。
②コンプレックスがある
他人から見える部分にコンプレックスがあることで、他人からの評価ばかりを気にしてこれまで過ごしてきた人は自己肯定感が低くなりやすいです。
まだ何もしていないのに、コンプレックスがあることで「自分はダメな人間だ…」「自分のことを愛してくれる人は居ない」などと思い込んでいるケースが多いです。
③幼少期に問題がある
子どもというのは母親の言葉を真に受けるため、「どうしてあの子よりもできないの?」「お兄ちゃんに比べてあなたは全然ダメね」などと否定的な言葉で周りの人と比べられてきた人は自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。
自己肯定感チェック①自己信頼感が低い
「自分はダメな人間だから何も成し遂げられない」などと考えてしまう傾向があるため、自分自身を信じて認める自己効力感が低く、自分の能力を信じる自己信頼感も低いです。
まだ何もしていない段階から「どうせ失敗する」「嫌な気持ちで終わる」などとネガティブに考えてしまいます。
自己肯定感チェック②優柔不断
物事を決めることが苦手で、一度決めてもすぐに方針を変えてしまう傾向があります。
自分の決断に自信が持てないことで他人から否定されることを恐れ、1つに絞る・決めることができません。
一貫性がない人間だと評価されやすいため、社会に出てから苦労することが多いです。
自己肯定感チェック③承認欲求が強い
他人に認められたいという承認欲求が強いため、武勇伝を一方的に話し続けたり、高価なもので身を固めるなどして誰かに称賛されるための行動を必死になってやる傾向があります。
他人から客観的に評価されやすい話題を使って「すごい!」と言ってもらいたいという欲求の現れだと言っていいでしょう。
自己肯定感チェック④他人に依存してしまう
自分に自信がないことで自ら意思決定をすることができず、他人に依存した行動をする傾向があります。
家庭であれば親、会社であれば上司など、誰かが望んでいる通りに動こうとしてしまいます。
ちなみに、誰かの意思決定に従い続けていると自分のとった行動に責任を持つことができなくなり、「あの人の指示通りに動いたら失敗した」「あの人がこう言っていたら失敗しなかったのに」などと全ての責任を他人に押し付けるようにもなります。
自己肯定感チェック⑤すぐ他人と比較する
自分は価値があると思いたい気持ちから、人との比較で優位性を保とうとする傾向があります。
例えば身に着けているブランドの数や価格で比較したり、他人のダメなところをわざと見つけてアドバイスをしたがったりします。
他人から褒められたり、羨ましがられることでしか承認欲求を満たすことができません。
自己肯定感チェック⑥困難な状況になると逃げ出す
困難な状況に自分が立ち向かうと失敗するというリスクを恐れて、チャレンジをしてみるという決断をせずに逃げ出す傾向があります。
自分の能力に自信がなく、失敗をしたらこれまで以上に自分を否定する結果になるため、困難な状況になると逃げ出して自分のことを守ります。
この状況が長いこと続くと逃げ癖がつき、物事に対して一生懸命に取り組まなくなって努力をしなくても手に入る結果や実績ばかりを欲するようになります。
自己肯定感チェック⑦自分にも他人にも満足できない
自分にも他人にも満足できないと、条件をクリアできない自分と他人に対して否定し続け、人間関係のトラブルに発展しやすくなります。
また、自暴自棄になると無意識に問題行動ばかりしてしまいます。
自己肯定感チェック⑧すぐに諦めてしまう
過度に失敗を恐れていることで、諦めに支配されると主体性を手放す傾向があります。
これがさらに進行すると「どうしてあの人みたいにできないんだろう?」「どうしてあの人みたいにうまくこなすことができなかったんだろう?」などと、何もせずに諦めたのに悲劇のヒロインになりがちです。
自己肯定感チェック⑨過去の失敗へのこだわりやトラウマがある
失敗した経験は強く印象に残るため、「同じ失敗を絶対に繰り返したくない」という気持ちが高まる傾向があります。
過去の失敗を変えることはできないのに、「私はダメだった」「俺はもっとこうすべきだった」などといつまでも思い悩んでいます。
自尊感情と自己受容感の低さも関係していると言えるでしょう。
※自尊感情とは、自ら生きる価値を認識して自分の生かされた命を大切にする感情
自己受容感とは、自分のポジティブな面もネガティブな面もあるがままに認められる感情
自己肯定感チェック⑩他人のためなら頑張れる
学校や会社といった集団の中で役に立つ喜びは本能に深く根ざしています。
そのため誰かの役に立っているという実感ができる環境ではどんなことでも頑張れる傾向があります。
しかし自分が役に立っているという感覚の自己有用感が低いと実感できないため、自分のために何かをするのが苦手だったりします。
自己肯定感チェック⑪素直に受け取ることができない
自分の抱いた感情を素直に受け取れない傾向があります。
例えば心から楽しいと思っているのに「これはそこまで楽しいことではない」などと自分の感情を否定したり、悲しいことがあった場合にも「別に泣くほどのことではない」などと自分の感情を否定してしまいます。
また、他人から「こうした方がもっと良くなるよ」と前向きなアドバイスをされても素直に受け取ることができず、「現状の自分が劣っているってこと?」「今のままだと価値がないってこと?」などと捻くれた受け取り方をしがちです。
自己肯定感チェック⑫精神的に不安定
自分への信頼度が低いため、精神的に不安定な傾向があります。
精神的に不安定なことで小さな失敗や不安なことがあるとひどく落ち込んでしまいます。
例えば自分の言動や行動について他人から少しでも指摘をされると全人格を否定されたような気持ちになってしまいます。
自己肯定感チェック⑬行動が消極的
小さな失敗をするのも怖いため、失敗をしないように行動が消極的になる傾向があります。
「どうせうまくいかない」などと思い込んでチャレンジをしない選択をしたり、課題に取り組まないことで絶対に失敗をしない選択をします。
また、「頑張れば俺だってすごいんだけどね」「私が本気出したら余裕だよ」などと言いつつも行動をしない人は無能な自分に直面することを恐れて成功の可能性を持ち続けているケースが多いです。
自己肯定感チェック⑭目の前のことに集中できない
過去のトラウマに囚われていたり、まだ起きていない未来の失敗に不安を感じて目の前のことに集中できない傾向があります。
失敗=恥ずかしい、失敗=ダメな人間といった価値観があるため過去のトラウマをいつまでも引きずっていたり、過去の失敗に罪悪感を抱いていたりします。
こうした色々な感情によって目の前のことだけに集中するのが難しいのです。
自己肯定感チェック⑮ストレスを感じやすい
自分のことを信じられなかったり、物事を否定的に捉えてしまったり、自分の思い通りの行動ができなかったり、自分や他人に厳しい、不安を抱きやすいといった傾向から精神的にも肉体的にもストレスを感じやすいです。
場合によっては健康面に影響が出てしまうことも。
自己肯定感チェック⑯自分のことが嫌い
自分には価値がないと感じているため、自分のことを好きになれない傾向があります。
そのため自分自身のことを認めることができず、ありのままの自分を受け入れることができません。
自己肯定感の低さの根源にあるのは”自分が嫌い”ということです。
自己肯定感チェック⑰断ることが苦手
断ることが苦手なため、他人に頼られるがまま物事を引き受けてしまったり、時間に関係なく誘われたら参加してしまう傾向があります。
また、「本当は断りたいけれど断ったら嫌われちゃう」「本当は断りたいけれど断ったら相手を否定していることになる」などという思い込みを持っています。
自分の意見はしっかり持っているけれど、周りに流されやすいタイプです。
自己肯定感チェック⑱偽りの肯定感に浸りやすい
リアルな現実ではなく、SNS上で偽りの肯定感に浸ってしまう傾向があります。
SNSは誰でも簡単に周囲から注目してもらえるため、承認欲求が膨れ上がりやすく、他人から”いいね”やコメントを貰う度に偽りの肯定感に浸ってしまいます。
自分のSNSを閲覧している他人は、本来の自分を知らないという点から偽りの肯定感に浸りやすいと言えるでしょう。
自己肯定感チェック⑲謝りがち
「自分は他人から好かれていない人間」「自分は他人に迷惑をかけてしまう人間」などと自分のことを過小評価していることで必要以上に謝ってしまう傾向があります。
他人に迷惑をかけていると感じていることでいたたまれなくなり謝ってしまったり、他人から攻撃されることに過度の恐怖心があることで謝罪の言葉が口癖になっていたり、嫌われないように謝って下手に出るという行動をとります。
自己肯定感チェック⑳怒りっぽい
他人から注意をされたり忠告をされると自分のことを全否定されているような気持ちになり、怒りが込み上げてくる傾向があります。
他人はあなたのことを思って言ってくれたことなのに、それをアドバイスとして受け取ることができず敵視してしまいがちです。
ただ、敵視するだけでは怒りが収まらず、怒ることで他人をコントロールしたり上に立とうともします。
自己肯定感チェック【20項目で分かる度合い】まとめ
いかがでしたでしょうか。
自己肯定感チェックではいくつ当てはまりましたか?
自己肯定感を高めることで何事も良い方向に向きやすくなるため、以下の方法を試してみることをおすすめします。
- ノートなどに不安を書き出して今の自分を認めてあげる
- 第三者として自分に向けてのアドバイスを考えてみる
- 今居る環境を整える
- 自分の今の気持ちや考え方、今の環境に近い歌を聴いて気持ちを切り替える
- 失敗しても絶対に否定しない
- 日々の言動を肯定的になるように意識する
- 自分の思いや意思を大切にする
これらの方法はごく一部にしか過ぎませんが、自己肯定感は私たちの行動や能力、もっと言ってしまえば縁や運などにも大きな影響を与えてくれる感覚です。
今ある現状をしっかりと受け入れて、その後に建設的でポジティブな自己肯定感を形成していきましょう。
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