HSP(ハイリーセンシティブパーソン)が物事を考える時に他人軸になることは有名な話です。HSP気質が無いという方でも自己犠牲を元に相手に幸せになってもらおうと考える人は世の中にはいます。
それでは他人軸で生きてきた人は自分軸で考えられる日はやって来ないのでしょうか?
このページでは詳しく解説していきます。
HSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソンとは
HSPとは1996年アメリカの心理学者のエレイン・N・アーロンにより提唱されたHighly sensitive personの略で高い感覚処理感受性を有する人、または気質のことを指します。
HSPの特徴
- 一つのことを深く考えるのが好き
- 共感しやすい
- 感受性が豊か
- 人にやさしくできる
- 大きな音や光の刺激が苦手
- 人混みが苦手
- 気を読み過ぎて疲れる
- 近くで誰かが怒られていると自分が怒られている様な気分になる
- 忘れたい過去が繰り返し蘇る
- 他人に何か指摘されると中々そのことが頭から離れない
- 周りが自分をどう思っているか強く気になり不安になる
上記の様な特徴がありますが、病院やクリニックへ行かれる際も「治療」を目的として治すものではありません。
診療やカウンセリングをお受けになる際も「HSPを治したいので薬を処方して欲しい」といったスタンスより薬物治療なしでHSP気質が改善する考え方やコツの習得を目指されたらと思います。
自分軸・他人軸ってなに?
これは分かりやすく言うと物事を判断する軸が「自分が何をしたいか」「自分がどうしたいのか?」が自分軸、「これをすると〇〇と思われるからやらない」「きっとみんなこれは良いと思うだろうからやる」といったことが他人軸と言ったところでしょうか。
取り分けこのサイトでも扱っているHSPについては常に人の顔色を窺ったり、チームの輪を乱したくないという思いが強すぎる為、どうしても判断基準が「他人」になってしまうのです。
自分軸で生きるためのコツ5選①承認欲求を捨てる
現代社会においてスマートフォンやSNSは便利なツールとして人と切っても切り離さない様な存在になっています。
しかし奇しくもその存在が人が持っている「誰かに認められたい」という欲求を増長させ過激な行動に至ってしまう場合があります。
例えば昨今ユーチューバーが人前で迷惑行為をして再生数を稼いだり、Twitterでもフェイクニュースを拡散させる悪意を持った人が出たりと言う事例です。
もっと一般的なものとして、何を食べるのもスマートフォンのカメラ片手に撮影をしてSNSへアップしたりその承認欲求は常に「相手からよく思われたい」という気持ちを元に膨れ上がっているのです。
自分軸で生きていくにあたって承認欲求は時に不必要なものになります。
他人にどう思われたいから生きるというより、自分が食べたいものやしたいことをして自分の中で消化して楽しむことは何よりも大切にすべき感覚なのです。
自分軸で生きるためのコツ5選②自分の中に基準を設けておく
自分軸で物事を考えられない人にとって何も考えずに何となく毎日を生きることは危険です。何を大げさにと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、具体的に人生を破綻させてしまった方もいるのです。
Aさんは妻とお子さんの3人暮らしです。
職場ではみんなからいじられる愛されキャラで言われたことに対してNOと言えない性格が災いして毎日帰りが終電でした。
それでも家族のために仕事の休みの週末は時間を大切にしていました。
しかしある日上司から「ゴルフへ行こう」と誘われ「断ったら気まずい」「行ったらみんなから喜ばれる」と考えて週末も職場の人達とゴルフへ行く生活になっていきました。
奥さんから「週末ぐらい一緒に居て欲しい」という声に「仕事のためだから」と答えていた訳ですがある日帰ると奥さんは手紙を置いてお子さんと実家に帰ってしまったそうです。
この場合、Aさんはこういった職場の交流も日々を生きていく、家族を守っていくのに必要なのだと考えていた訳ですが何が本当に大切なのかを履き違えてしまって大切な家族を失ってしまったのです。
本当に理解しなければならなかったのは奥さんとお子さんの気持ちだった訳です。しかしAさんは上司や職場でどう思われるかを軸に考えてしまった為、この様な事態になってしまいました。
それではそうならない為にAさんはどうすれば良かったのでしょうか?
それは普段から「既に家族と約束がある場合はそちらを優先する」という自分軸を設けておくことです。他人軸で物事考える癖がある人が普段から何となく生活していれば、その決定軸が他人ベースになることは当たり前です。
本当に何が大切なのか普段から考えることは非常に大切なのです。
自分軸で生きるためのコツ③自分と他人との間に境界線を意識する
他人軸でものごとを考えがちな方は自分と他人との境界線が曖昧になる傾向があります。
境界線が曖昧が故にまるで何かを想像する時に他人視点から自分を見て考える様になってしまうのです。
例えば同僚からの飲み会の誘いを断った時に「断って嫌われたら気まずい」と思う視点は「お前一緒に来ないのかよ、つまらない奴」と考えている他人からの視点となるのでるのです。
普段からそういったことが気になって自分の気持ちに素直に行動できない場合は、相手と話す時に物理的に境界線を作ることをおススメします。
ペン立てでも、ティッシュ箱でも何でも大丈夫です。
そうすることで心理的に楽になって誘いを断りやすくなるのです。
自分軸で生きるためのコツ④他人に嫌われることを恐れない
恐らく他人軸で考えてしまっている方にとって一番難しいのがこの「他人に嫌われることを恐れない」ということです。
何を恐れてそんなに相手のいいなりにならないといけないのでしょうか?
Yesと答えないと命を奪われてしまうのでしょうか?それとも暴力を振るわれるのでしょうか?
大抵の場合は気まずいや嫌われたくないという気持ちが元になっていることが多いでしょう。
それでは具体的に相手から「Noと言ったら私はあなたを嫌いになります」と言われたのでしょうか。実際はそんなことを言われずに自分自身がダメだと考えていることがほとんどではないでしょうか。
勇気を出して一度Noと言ってみましょう。「そうなんだ、また誘うね」と相手は驚くくらいあっさりした反応をするかもしれません。
自分軸で生きるためのコツ⑤自分を知ること
日々忙しく過ごしていると自分が何をしたいのか、何ができるのか、自分の幸せとは?など自分自身のことを知ることに時間が割くことができなくなってきます。
しかし他人軸ではなく、自分軸で物事を考える様になるにはまず自分がしたいことなどを理解して自分軸を用意しておく必要があるのです。
- 自分の好き嫌い
- 何ができて、何ができないのか
- したいこと、したくないこと
- 自分が大切にしたいこと
- いざという時に断る言い訳
- 自分にとって大切な人は?
自分軸で生きるためのコツ まとめ
自分軸で生きるためのコツ いかがでしたでしょうか?
このページでは他人軸で生きていることを時には良しとしないで欲しいという想いを具体例と共に込めて作成しました。
他人軸で生きて周囲にいい顔して生きていくことは一見必要の事の様に私達は考えていますが、そんな風に生きたとしてもいざという時に周囲のほとんどの人はあなたより身内を選んでいきます。
それを理解した上でまだあなたは自分の時間や身体を他人の為に捧げていくのでしょうか?
少し強引な言い方かもしれませんが、自分の最大の理解者は自分で自分を苦しめる様なことはあってはならないのです。
何気ない毎日をより充実した日々にする為に、考え方に少しスパイスを入れていきましょう。
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