先日、自己愛性人格障害の方の顔つきについて述べましたがその特徴は顔つきだけではありません。
よくあるケースとして自己愛性人格障害の方が頻繁に怒る時の特徴的な動作や行動です。
自己愛性人格障害とは?
自己愛性人格障害とは下記の様な特徴を持った精神障害と言われています。
- 自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する傾向がある
- 業績や才能を誇張して表現する
- 絶え間ない賛美と称賛を期待している
- 多くの人間関係においてトラブルが起きる
- 容易に傷つき、拒否されたと感じて落ち込む
- 劣っていると感じた人々に高慢な態度をとってマウントを取ろうとする
- 人の感情や感覚を認識しそこなう、自己中心的
- 人より自分が優れていると信じている
- 人が自分のアイデアや計画に従うことを期待してそうでないと不機嫌になる
- 自分が成功するために人を利用する
- 非現実的な目標を定めてそれに努力する
- 嫉妬されていると思い込んでしまう
- 権力、成功、自己の魅力について空想を巡らして浸かっている
- 感傷的にならず、一見冷淡な人物と称される
- 自分より優れていると感じた他人を嫉妬する
- 脆く崩れやすい自尊心を抱えており不安定
主に自分への過大に高い評価や自信を持ち、他者からマイナスな評価を受けると激しく落ち込んでしまう傾向があると言われています。且つ、他者への共感力が非常に低く独りよがりな行動が目立ってしまい人間関係において多くのトラブルを抱えて周囲に人が去っていく様なことが多い様です。
自己愛性人格障害の2つのタイプ
自己愛性人格障害には3つの自己を持っていると言われており、それらは下記の通りです。
・過大な自信による傲慢な自己
・自分が欠陥を持っている過度なイメージを持った自己
・本当は自分はこういう人間だと心の奥底感じている自己
これらの3つの内にいずれかに偏り過ぎる状態が特異な人格を形成させていきます。
また大きく分けて2つのタイプに分かれていて、「周囲を全く気にしない無自覚タイプ」「周囲を気にしすぎる過敏タイプ」です。
周囲を全く気にしない無自覚タイプ
このタイプは一見社交的であるものの、自分に利益がある関係のみを求めて人間関係を作ろうとするため他者との軋轢やトラブルが絶えません。また周囲に自分を賞賛してくれる人のみで囲んでおいて、逆に批判的な人に対しては冷酷な態度を取ります。
・いつも傲慢な態度をとる
・自分に夢中で他人への配慮がない
・自分が話題の中心にいないと不機嫌になる
・自分はさておき他者の言葉遣いについては敏感
・他者がどんな気持ちになるか、反応するかは無視して怒ることで相手を遮る
・自分を守る為に他者が傷つくのはよい
周囲を過剰に気にする「過敏型」タイプ
自分が到底できない大きな目標を掲げていて、達成とは程遠い自分の位置や能力とのギャップに悩むことがあります。他人から低い評価を受けるとしつこく気にしてしまい、自己評価は高い為できない自分を責め続ける傾向があります。
・恥ずかしがり屋
・あまり自分の意見や感情を出さない
・すぐに傷つけられたと感じやすい
・集団で注目の的になるのを避ける
・他人から受ける評価に敏感で落ち込む
・他人が自分をどう思うか過剰に気にする
自己愛性人格障害の怒り方の特徴について①否定されると激昂する
自己愛性人格障害にとって他人は「自分が非常に優れている」ことを証明する道具の一つに過ぎません。
そんな存在である他人に自分のことを否定されると激しく怒り相手を罵ります。
それは相手に話させないくらい一方的で見るに堪えない状態です。
自己愛性人格障害の怒り方の特徴について②まるで子供の様に駄々をこねる
①の様に激しく怒ることがある一方、突然まるで子供の様に拗ねて相手を困らせることがあります。
問題ある内面を抱えた周囲は自己愛性人格障害を持った本人に甘いことが往々にしてあり、そういった姿を見て甘やかすことで自己の承認欲求を満たしていくのです。
当然延々その様なことを受け続ける方はたまったものでないので人間関係のトラブルに発展するケースがほとんどです。
自己愛性人格障害の怒り方の特徴について③すぐに相手を罵倒する
自己愛性人格障害の怒り方の特徴として相手を言葉で罵ります。
主に「バカ」「アホ」といったまるで子供の喧嘩の様な言葉を使うことが多いです。
相手が自分の話を理解しないと「だから君はバカなんだよ」と簡単に言ってのけるのです。
自己愛性人格障害の怒り方の特徴について④質問を繰り返す
自己愛性人格障害の怒り方の特徴として、相手に弱みについて突っ込まれることを過剰に恐れている為相手に話させないように質問攻めにします。
何かに聞かれてもそれを無視して「今私が聞いているんだ!」と罵倒してみせるのです。
それは自己愛性人格障害にとって攻めでもあり防御である為、一方的に話すことが多いのです。
自己愛性人格障害の怒り方の特徴について⑤終わった過去の話をぶり返す
上記で述べた話の通り、相手に会話させる時間を作って何か言われることを恐れている為質問だけでなくもう終わった様な過去の話しまでぶり返して怒ることがあります。
「そういえばあの時投資した金を返せ」「そういえば僕より偏差値の低い学校出身だったよね」など全く関係のない話をしてマウントを取ろうとするのです。
実際見ている方はそのような様を滑稽に思うことが多い様です。
自己愛性人格障害の怒り方の特徴について まとめ
自己愛性人格障害の人を目撃すると大抵が怒っているシーンであることが多いそうです。
それくらい他者とのトラブルを抱えてうまく人間関係を形成できないのが自己愛性人格障害でもあります。
こういっては何ですがむやみやたらと怒鳴られてしまう可能性がある為、交友関係を作らない様にするのが何より対策になることでしょう。
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